修学旅行編以降のわたモテについて語る記事

 

嗜む程度の個人の意見なので悪しからず。

 

目次

 Ⅰ.田村 ゆり

 

 Ⅱ.根元 ひな

 

 Ⅲ.内 笑美莉

 

 Ⅳ.田中 真子

 

 Ⅴ.吉田 茉咲

 

 Ⅵ.上記を踏まえた上での黒木智子

 

 

 

Ⅰ.田村 ゆり

・人物

 通称、ねぇさん、ドン!(以降ゆりと記述)

 

 初出はおそらく修学旅行編?

 一応この記事を書くにあたり復習したがクラスの俯瞰描写でもそれっぽい人物は見つけられなかった。

 

 おそらく茉咲、真子、笑美莉とともに修学旅行編のために作られたキャラクターで、そのためかキャラと顔がブレがち。

 が、まあ人間なのでいろいろ気分は変わるものだし、そこは好意的に見ていこう。

 

 男に興味がある素振りを全く見せず、友人に異常に執着するさまはレズと取られてもおかしくない。

 すれ違っただけで智貴から黒木の遺伝子を感じ取る才能を持つ2人のうちの1人。

 まあレズ度的にはそこそこだが、人間性は完璧にヤベー奴のソレ。

 

・修学旅行とその後

 修学旅行編以降で最も重要な人物

 というのはこの子の登場で智子の(方向の間違った)努力がついに実を結び、高校で初めての友人と呼べる位置に君臨することになる。

 初めは他の登場人物と同じく、智子の奇怪な行動に引きつつもコミュニケーションをとるものの、次第に謎の魅力、通称”蠱惑さ”に当てられ、智子の一番になりたがる様子を見せる。

 

 その後もさらっと真子と彼女と智子3人のライングループができていたりと何かと気に入ってる様子が伺え、何の因果かどんどん表情筋が減っていく。ついでにどんどん可愛くなるため整形疑惑とか言われる。

 作者の画力が成長中なだけで最初から可愛い。

 

・バレンタイン

 ゆりの大きな転換期はバレンタイン編だと私は考える。

バレンタインまでの彼女は真子への依存度が高く、そのため智子と比べてコミュニケーションの余裕があり、陰キャと称される性格は見せつつも智子と仲良っていく。

 この回で彼女は”自分にとっての黒木さん”についてふと思いを馳せ、その後”黒木さんにとっての自分”について考えるようになる。厄介なのは、彼女の中ではまだこの答えが出ていないことであり、それが現在の歪みにつながっている。

 その後、彼女の余裕と表情筋は更になくなっていき、人として少しづつ成長する智子との対比表現を担当していると揶揄される。(たまにはゆりも成長するが)

 

 打ち上げ会では、「真子に誘われたけどどっちでもいいから、黒木さんが行かないならクラスの打ち上げに行かない」という旨の事をいいだしナチュラルに依存の片鱗を見せる。

どちらでもいいなら真子に誘われた時点で行くべきだと思います。真子は小陽につきっきりになるから行かないのが正解だが。

 

 少しづつ真子から智子へ依存度が移り変わっている節があるが、智子は真子以上に多心なので最近は精神が安定しない。まあこれは仕方ない。実際仲良くなった当時は、茉咲、真子と比べて、智子は友達が皆無だったので依存しやすかったのだ。

 

 

・ネズミーとその後

 ネズミー編ではやはり多心な智子に翻弄され気味、智子が言うなら大声で歌うし、茉咲が言うなら耳もつける、真子にも気が使える。ただし4人で完全に世界が完結してしまっている。

 基本シャイガールなので他の人に見られているときは耳を外していたりする。

 

 智子から三牛士ストラップのコーヒー牛乳をもらって有頂天。おそらく自分のために買ったのだと勘違いしている為テンションMAXだが、他の人に渡しているのを見てテンションが下がり。

 なので後述のネモとは違い3人目からは渡している姿を見ても"バカだなぁ"といった表情。

 

 その後の日常回ではコーヒー牛乳を飲んでいてなんだかんだ思い入れのある様子。ついでにこの回は智子の後輩をガン無視。自分が男の子と仲良くしていた時の友達のような態度と称される。

 

 食堂乱闘回では黒木弟の事を話しているようで、実のところ智子の話しかしていない狂いっぷりを見せた。触ったこともあるよってなんだよ、人に自慢することじゃないだろ!

 

 ネズミー前はゆうちゃんとのお茶会に参戦。マウントを取ろうとするも取り切れない上に真子に教育的指導を受ける。一応いろいろ反省しているが気まずいので帰りたくなってしまった。

 

 

・総評

 基本的にはいい子であるがコミュニケーションが下手、ついでに真子と智子のことになると般若。それゆえ”黒木さんにとっての自分”がどうなりたいのか自分自身でつかめていない節がある。

 

 

 まるで成長していないかに言われがちなキャラだが、成長も退化もきっちり描写されている。

 

 食堂乱闘回のマウントでは前回の反省を活かし会話の流れに沿った上で智子に関する知識を共有する形でひけらかす成長を見せた。間違いなく駄目な方向である。

それでもほんの少しマトモになった為か、真子も(引き気味ではあるが、)ゆうちゃん回のようにゆりを止めるにはいたらない。

 突然現れたうえにこのようなことをしても智子は気にせず友達と口にしており、満更でもなさげ。

というか智子は全体的にゆりの行動に甘い。

 足りないかに見える表情筋も、笑うときは笑う。気が短く人や物にあたることがあるが反省自体はする。

 なんだかんだネズミーでは小陽に気を使っている等、余裕を見せる。まあこれは依存先が智子にシフトした為でもあるが。

 

 相手に嫉妬を上手く伝えられなくなったのは真子と小陽の一見が尾を引いているように見える。

我慢はするものの隠しきれず、コミュ障に拍車がかかる。

 

 智子について自分は深く理解しているとうぬぼれており、その上意外と把握しきれていない。

 

 食堂乱闘回では智子の「私の友達」と言う言葉になんとも言えぬ表情で物思いをしており、これは求めているものにまだ足りないと感じられた。嬉しいときは笑い、照れるときは照れるので。

 ここから、ゆりが一番の友だちかそれ以上を智子に求めていて、それは”自分にとっての黒木さん”がそうだからではないかと感じられた。

 

 まあ嬉しすぎてフリーズした可能性も否めないが。もしくは”私の友達”ではなく”ゆり”といってほしかった可能性もある。

 

 ゆりが何処まで行けば満足するのか、は大きなお友だちの命運を握っていると言えよう。

 とりあえず名前を呼びあうところから始めるべきだと私は思う。

 

 ゆりもこもっと増えろ

 

 

Ⅱ.根元 ひな

・人物

 とびっきりのヤベー奴決定戦に参加してしまった声優志望の隠れオタク女子。

 初登場自体はかなり古く、現在の智子の友人関係では古参の部類。が、ほぼ智子の一人称のみで話が進んでいるその時期にはただのモブにしか見えない。

 いつ現在の設定が付与されたかは不明だが、少なくとも2年生に上がるまでにはできていたのだろう。

 

 基本的にはリア充グループに所属。今はてんやわんや。

 1年では(おそらく)智子が自分に再び話しかけるのをまっていて、2年では堪えきれず話しかけるものの思い出す様子もなく、現在では記憶を呼び起こすべくガツガツアタックを繰り返す。

 

 おそらく元の性格は根暗な部類で入試の際に一念発起してみたはいいものの、影響を与えた当の智子は根暗なままなので逆に話しかけづらくなったと推測される哀れなキャラ。ヤベー奴らグループにおいて随一の悲しみを背負っている。

 

 そのため、オタクの自分を出しては人に嫌われると過剰に思い込んでいるフシがありネズミー編のあたりでは不穏な空気を作り出す。

 

 結局、みんなと仲良くしいけど根が陰キャで無理をしている、ついでに一番仲良くしたい智子とはタイミングが構い合わない、といった感じのキャラ。

 とはいえ2年からのネモのアプローチは智子のコミュ力を成長させる糧になっている。

 

 智子に性的な目で見られていたことを好意的に受け取っており、またアダルトゲーム騒動での反応など、若干レズ気味

 

 行動原理は ”みんなと仲良く、智子とはもっと仲良く。”といったところか。

 

 

・3年生から

 猫を被りオタクを隠すことに嫌気がさしていたフシがあり、3年の自己紹介ではだがやつは弾けた。

 智子に近寄りやすくなった反面、2年までの親友・茜とはもう仲良くはできないだろうと感じており、ネズミーまでは不穏な雰囲気を醸し出した。

 

 ただ茜はネモの想像よりも遥かに聖人で、なんだかんだ仲直り。だがアダルトゲームの声優をしたときは茜にも教えてやろうと言う屈折した愛情ものぞかせた。

 

 もとはアダルトゲームに出たときは智子にのみ教えるつもりだったということで、その屈折した感情の中に優先順位が見え隠れする。

 そもそも自分がアダルトゲームに出演することを予想していたり、その時は誰に教えるか想像していたりするというのは、妄想力たくましいというほかない。リアリティがあるのが末恐ろしい。

 

 好意的に解釈すれば声優に対してそれだけ本気であるということであり、真面目なリアリストと言えよう。

 

 

・総評

 ヤベー奴界では比較的マトモだが、根の屈折具合はむしろ随一であり、智子のせいでネジ曲がった他の被害者たちと比べ、もともと智子寄りの人間であることが見て取れる。

 

 2年の食堂回では二人きりならアニメの話をしたい旨を伝えているが、そんな婉曲表現は智子には読み取れないのだ。

 

 人が死ぬアニメは嫌いという話や、好きなアニメの話からも、出来る限りみんなと仲良くしたいという雰囲気が見て取れる。が、自分を偽ることに嫌気がさしていたこともあるものの、3年ではそれらをすべて切り捨てる覚悟でカミングアウトをしており、完全に比重が智子に向いてしまってる。

 その際にはポーカーフェイスではあるものの恐怖で震えており、一人ぼっちは怖い様子。

 智子をぼっちのプロと称するあたり描写がない部分でも智子のことをよく観察していたのだろう。 

 

 前述のゆりと違い周りをよく見ていることも相まって、智子に関して嫉妬の範囲が広い

そのかわり沸点は高く智子を共有する分にはさほど嫌悪を示さない。三牛士のやり取りを見るに自分が一番のほうが嬉しいのだろうが。

 

 高校入試で智子に惹かれた事は、彼女にとっての一大イベントだったようで、それ故智子が忘れている上に他の人の入試エピソードはポンポン出てくることが気に入らない。

 正直智子が100%悪い。

 伊藤さんと智子の高校入試の思い出話では自分は思い出してもらえず、また一つ悲しみを背負う。

 

 伊藤さんはこみなんとかさんの観察に夢中なので似た者同士かもしれない。

 

 2年では智子に話しかけはしているものの友人と認識されるにはいたらず、修学旅行編では一時的にゆり、真子、茉咲に追い抜かれてしまう。これも3年での余裕の無さにつながっているのだろう。

 

 智子が影響を与えてしまったキャラの中では珍しく人としてマトモなルートに誘導されているキャラではあるが、それが足枷となり逆に智子に絡むタイミングが減っている。

 マトモなルートに行こうと土台が若干アレなので軋みが出るのだ。根はいい子だが

 

 なにが彼女達をそこまで動かすのか、公式からの回答は”蠱惑さ”の一言に集約されている。

 

ネモクロ増えろ

 

 

Ⅲ.内 笑美莉

・人物

 きーちゃんと並びレズ度ヤベー奴度共に作中最高峰。が、だからといって智子に争奪戦に関して有利になるわけではなく、むしろ不利である。

 

 普段の描写を見るに、彼女もまた魅力的な人物であることが伺える。

 数々の奇行を周囲に見せつけ、クラス替えの際は地べたで駄々をこねるなどやりたい放題であるが、彼女の友達は彼女を見限る素振りもなく、むしろ遠足でははぐれた嘯く彼女を積極的に探し連れ去っている。

 これは友人たちが聖人であることは言うまでもないが、笑美莉の魅力が友人たちを強くひきつけていることもまた事実だろう。

 

 まあ当の本人は智子に夢中なのだが。

 

 一目見ただけで智貴から黒木の遺伝子を感じ取る才能を持つ2人のうちの1人。

 

・修学旅行とその後

 部屋で二人っきりになるまでほぼ接点がないものの少しづつ気を取られていき最終的に修学旅行の思い出をすべて智子に上書きされる。ひどい。

 その後はその独特のキモさに虜にされ智子クラスメイト兼ストーカーになる。

 

 1コマだけで場の雰囲気を持っていくほどのインパクトがあり、しばしばオチに使われる。逆に言うと数コマ出るだけでお腹いっぱいにしてくれるので智子とのからみもあっさり終わりがち。内容は濃いが。

 

 バレンタインではうんこ型チョコをぶつ切りにしたものを1つは食べ残りをタッパーに入れて保管するプレーで読者を魅了した。保管してどうするんだよ。

 

 遠足では参加型アトラクションで好きな人がいるとカミングアウトしており、完全にガチレズになってしまった。修学旅行でアレほど大事にしていた友達との思い出を投げ捨てて智子に合流するところを見るに完全に価値観が狂わされている。

 

 ネモが智子のマネをする回では”本人はキモさのなかに蠱惑さ”があると語っており、以降我々がわたモテを語る上で重要なキーワードを排出。強い。

 

 後輩回ではいろいろなコマに紛れ込んでおり、食堂回前編でもそれらしき後頭部が1コマ存在する。

 

 

・総評

 智子に接触してしまった結果完全に頭が逝ってしまった可哀想な人。行動は恋に行き過ぎた女子そのものと言った感じで、相手が智子なことが起因して相乗効果でヤベー奴になる。

普通の人間はうんこ型のチョコを贈らないのだ

 

 そもそも彼女の視点から物を見れば、先に手を出してきたのは智子の方であり、勘違いさせられて深みにハメられてしまった点では完全なる被害者である。パンツ盗まれたり覗かれたりしたら勘違いしても仕方がない。

 

 基本何処で出ても面白いがやはり場面転換の際のオチで一番輝く人物。こみなんとかさんと同じである。

 奇行も乙女もストーキングもなんでもござれだが、わたモテは一応日常ギャグ漫画であるため、圧倒的ハンデを負ってしまっている。これも智貴に対するこみなんとかさんと同じ。

 

 まあでも焼き肉では肉を美味しくして捧げたり好きな人のチョコを保存しようとしたり、やってる事自体は前述までのとおり可愛らしいものなので、報われればいいねと言った感じ。

 

 彼女が一発逆転するにはわたモテを本格レズハーレム漫画に方向転換しきららに移籍するしかないだろう。

 

うちもこはうっちーが描くでしょ

 

 

Ⅳ.田中 真子

・人物&総評

 ヤベー奴の保護者、ダメ女ホイホイ

 

 優しい人物であるがそれ故周りにはどんどん素行不良児たちが集まっていく。優しい上に優柔不断であるのでキャパオーバーしがち

 それはやがて修学旅行編の発端となってしまう。

 

 優しいとは言ったものの世紀末わたモテの中では、であり飛び抜けて優しいわけではない。普通くらい。どっちつかずの態度で結構友達を裏切りがちで、それについて悩みがち。

 呂布と同じくらい裏切ってるって二次創作があったが正直笑った。

 

 基本的にはダメな女が放っておけないタイプではあるが、バレンタイン等で見るにゆりとの友情はそれだけに起因するモノでもないのだろう。

 基本的にゆりの保護者的立場で良くレズ思いに耽るが、それはゆりの幸せを思ってのことである。偉い。

 他人に迷惑をかけた時は叱れる。なおさら偉い。その調子で小陽を叱ってあげたほうがいいと思う。そこが聖人と言われる茜との差。

 

 基本的に彼女と深く付き合っている描写があるのは、まごうことなきダメ女共。

 そのためいい人認定されている智子(ダメ女)がどのように親交を深めるのか、それとも実質友達の友達のままで終わるかは注目すべき点と思う。

 

まこもこもありです

 

 

Ⅴ.吉田 茉咲

・人物&総評

 すぐイキりやがる狂犬。

 

 普通にヤンキーだがかわいい物好きでストラップのお礼がプリンだったりゲーセンでパチンコしたり、比較的マトモ。 

 すぐ手を出さなきゃもっとマトモだが直情的なので無理だろう。

 

 智子ゆり真子となんだかんだっで仲がいいが、ヤンキー友達も大事にしているため絡みは薄い。

 智子のことも実はよく気にかけており優しさも見せるが、風体がプリンのヤンキーなので智子への効果は今ひとつ。まあお互い憎からず思っているなら特に問題はない。

 

 茜とも話があうようであり結構話をしている描写が多い。茜のコミュ力が高いだけではいのだろう、たぶん。

 

 修学旅行では自分が喧嘩しているのに他人の仲を取り持ってたり忙しい奴である。

 

 食堂乱闘回では智貴争奪レースのトップにたったと話題になったが、比較対象がこみなんとかさんとちんこちゃんであるならば、誰でもトップである。

 

よしまこって名字と名前だから違和感あるけど他にしっくり来る名称ないよね。

 

 

Ⅵ. 上記を踏まえた上での黒木智子

 

 加藤さんとか智貴とか伊藤さん雫ちゃんとかいろいろ書きたい人いるが端折って、現在の黒木智子。

 

 現在の智子は修学旅行前と比べ友人の扱いに慣れモテ気味でタイトル詐欺もいいところである。

 消極的かつ方向を間違えてはいるものの智子自体は努力していたのでようやく報われたという感じ。智子の遅咲きの成長を楽しめるのもこの漫画の魅力なのだ。

 

 蠱惑さについては、一応もともと可愛くは描かれている上、体つきは同年代と比べ小さいので小動物的魅力があるのだろう。加藤さんもご満悦である。

 

 当初の予定通りモテ始め女の子とキャッキャ出来るようになったもののマトモなやつが周りにいないため怪獣大決戦の様相を呈して来ているが、智子本人は全く気づく素振りもない。ぼっちをこじらせているからしょうがない。

 

 いつか智子が周りの気持ちに気づけば崩れるような危険なバランスだが、それゆえに今のわたモテが面白いのは言うまでもない。

 

 

終わりに

 2週間後が楽しみだが、時が早く進めばわたモテが早く終わってしまう事実に私は胸を痛めざるを得ない。出来る限り作中の時間の流れを遅くして欲しい。